先日、長年ギター録音やDTM用のオーディオインターフェースとして愛用してきたLine6 POD Studio UX2 のヘッドホン出力が壊れてしまいました。
さすがにヘッドホンが使えないようでは不便なので、この度オーディオインターフェースを買い替えました。
新しく選んだオーディオインターフェースはTASCAM US-4x4です!
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いちギタリストとして色々検討して選んだので、今回はTASCAM US-4x4を選んだ理由を紹介したいと思います。
理由1 アウトプットが4チャンネルある
これが一番大きな理由です。
普通の宅録ギタリストが使うオーディオインターフェースというと、アウトプットは2チャンネルのものが多いと思います。
2チャンネルのアウトプットをそれぞれモニタースピーカーのL, Rに接続するのが普通です。
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ただ、私の場合はモニタースピーカー用の出力の他に、リアンプ用のギター出力が必要なのです。
リアンプとは簡単に言うと、あらかじめエレキギターの何もエフェクトをかけていない音(ドライ音)をPCに録音しておき、その録音したドライ音をPCから出力してギターアンプに接続して音を出し、マイクで拾うという録音方法です。
一度ドライ音を録音することによって、何度もギターを弾き直す必要がないため音作りに集中することができます。
アウトプットが4チャンネルあれば、モニタースピーカー用の出力を1, 2チャンネルで使い、ドライ音を3チャンネル目で出力することができます。
別に、アウトプットが2チャンネルしかなくてもモニタースピーカー用の出力をギターアンプにつなぎ替えればリアンプ自体はできます。
ですが、毎回リアンプをするたびに
・モニタースピーカーの電源をOFFにして、
・ケーブルをつなぎ替え、
・ギターアンプの電源をONして、
・インターフェースのアウトプットの出力レベルを調整して、
という作業をするのは非常に手間です。
リアンプして録音したギターの音をモニタースピーカーで確認したいときはまた上記の逆の手順をしなければなりません。
アウトプットが4チャンネルあれば、3チャンネル目を常にギターアンプにつないでおけばいいわけですから。
やはり、ケーブルはつなぎっぱなしでオペレーションできるほうがスマートだと思います。
理由2 値段が安い
アマチュアで趣味としてDTMを楽しんでいる身としては値段の安さは重要なファクターです。
このTASCAM US-4x4はサウンドハウスにて税抜\17,800です。
他にもアウトプットが4チャンネルあるインターフェースは一通り検討しましたが、ほとんどが2万円以上するものでした。
唯一、BehringerのUMC404HDが\16,350という破格の値段だったのですが、ユーザーマニュアルの内容の薄さに不安を感じたため見送りました。。
ちなみに、各社で音質に差があるのでは、と気にするかたもいるかもしれませんが、この価格帯で私のような素人が気にするほどの差は無いのではと(勝手に)思っています。どのメーカーもフラットな特性で再生・録音ができるというのを目標に設計しているはずですから。
私の場合はそれよりもギターアンプ、エフェクター、スピーカー、マイクなど明らかに音が変わる部分に注目していきたいと考えています。
理由3 ギタリスト向け仕様の対応
ギタリストにとってなくてはならない仕様が2つあると思います。それは、ダイレクトモニターとInstrument入力端子です。
ダイレクトモニターとは、インターフェースのインプットに入力した音声を遅延なく出力する機能です。
この機能があればオケと入力したギターの音のミックスを聴きながら録音することができます。
Instrument入力端子とは、Hi-Z入力端子と言ったりもしますが、要はギターやベースなどを直接接続できる端子のことです。
ギターの電気信号は弱いため、Hi-Z入力端子ではない音響機器用の入力端子に接続するとレベルが低くなってしまうおそれがあります。
ダイレクトモニターやInstrument入力端子に関しては大体どのインターフェースにも備わっている機能なので、とりわけTASCAM US-4x4がすごいというわけではありませんが、ちゃんと対応しているか確認しておきたいところです。
おわりに
オーディオインターフェースについて、素人ながらギタリストの視点で書いてみました。
まとめると、アウトプットが4チャンネルあって安いインターフェースを買ったということです笑