前回、KiCadで設計したデータをElecrowに送って基板を製造してもらいます。
KiCadから出力したデータをElecrow用にファイル名を変更し、zipに圧縮します。
ファイル名の変更は下記ページを参考にしました。
発注
Elecrowでの基板製造発注は下記ページで行います。
"Add your Gerber"を押して用意したzipファイルをアップロードします。
各項目の入力について書いていきます。
Layer: 導体層の数です。両面基板ならば"2 layers"を選択します。
Dimensions: 基板のサイズを入力します。
PCB Qty: 製造する基板の枚数です。
Differnt PCB Design: 異種の面付けがある場合は種類の数を入力します。
PCB Thickness: 基板の厚みです。通常は1.6mmで良いです。
PCB Color: 表面のレジストの色ですね。普通は緑ですが、好きな色を選べばいいと思います。
Surface Finish: ランドの表面処理です。HASL, HASL Lead Free を選べばランドにはんだが塗られた状態で届きます。
Castellated Hole: 端面スルーホールがあるかどうかを選択します。普通はなしですね。
端面スルーホールとは↓のようなものです。
Copper Weight: Weightと言いつつも、銅箔の厚さを表しています。1oz -> 35um, 2oz -> 70um となります。
PCB Stencil: はんだ印刷用のステンシルが必要かどうかを選びます。リフローとかをやらない限り不要です。
基板の検収
発注してから16日ほどで届きました。
特に問題もなく、なかなかいい出来だと思います。
部品実装
組み立てるとこんな感じです。
電源を入れて、無事音が出ました!1W程度の出力ということで設計しましたが、十分大きな音が出て満足です。
ただ、組み立ててみると設計ミスを2つ発見しました。
1つ目は、電源スイッチが無い!参考書の回路図書き写しなので、スイッチを入れるのを忘れてました。電源を切るときはアダプターぶち抜きです。
2つ目は、ボリュームの回す方向が逆なこと。基板実装でなければ線をすぐ入れ替えればいいんですけど、基板を作ってしまうと修正がちょっと面倒です。暇なときにパターンカットして直します。
次回は、実際にギターの音を録音して聴いてもらおうと思います!
それではまた。