ニシの生活

ギター、DIY、読書日記

【銘柄調査】九州電力

おことわり

この記事は特定の投資判断を促すものではありません。投資は自己責任でお願いします。
私は株の素人です。申し訳ありませんが高度なファンダメンタル分析は期待しないようお願いします。

調査内容

インフラ系の企業で、そこそこ配当利回りのある九州電力を調べます。
2024/05/02の時点で配当利回りが3.1%です。

2022年度は赤字で、2023年度は大幅に黒字になりました。
これは決算説明にて「燃料費調整の期ずれ影響」と説明されています。[1]
おそらく2022年度は燃料価格が上がったけど電気料金を上げるのが遅れ、
2023年度は燃料価格が下がったけど電気料金を下げるのが遅れたということなのかなと思います。
もしくは、電気料金を変えても経理上の都合で会計に反映されるのが遅れるとか?まあ詳しくはわかりません。

電力会社の最近の業績についてはこちらの動画で勉強しました。
電気料金値上げしているのに過去最高益でまた電力会社がバッシングされてる - YouTube

発電量は原子力が一番多いのですね。
原発を止めているところも多いですが九州電力では運転中ということで、他社よりは原油価格の影響は受けにくいかもしれないですね。

配当利回りの推移を見てみると、21年は4~5%ありましたが、赤字22年度は無配に、23年は2%ほど。そして24年度は3%に回復したようです。あまり安定していないですね。
配当政策についても特に方針を定めているわけではないようです。

経営計画を見ると、再エネ事業と海外事業を増やしたいようです。[2]
国内で新規顧客を増やすのは難しいでしょうから、海外に活路を見出すというのはわかる気がします。
ただし、どの程度勝算があるのでしょうか?
すでに利益は出ているようなので、ビジネスモデルは構築できているようです。事業領域拡大のために海外に進出してもなかなか利益が出せない、というケースもよく聞きますので、とりあえず利益が出ているというのはひと安心かもしれません。

まとめ

個人的な感触としては、ちょっと様子見かなと思います。
配当利回りはあまり高くなく、意外と安定していないというのが主な判断材料です。
ただし、分散投資のためにインフラ系の銘柄を持っておきたいという場合にはありかもしれません。

[1] https://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0519/7016/q7e8t5fy.pdf

[2] https://www.kyuden.co.jp/var/rev0/0398/7813/qz95fxvr.pdf